新型コロナの第4波がきて今まで以上に医療が危機に瀕しているのに、ワクチン接種は全然進んでいない。東京では、ワクチン接種の予約のためのオンラインシステムはまともに運用できていないし、小規模医療機関の医療従事者は予約さえとれないという、ひどい有様になっている。私の所属している診療所でも、予約できた人はまだほとんどいないのである。
準備期間もあったはずなのに、自治体も政府も全く機能していない感じがする。もう少しアメリカやヨーロッパ各国を見習ったらどうなのであろうか?
変異株の影響で、行動自粛の効果にも限界がありそうな現状をみると、もはやワクチン接種を加速することしか打開策はなさそうである。番号ごとに受付時間や場所をかえるとか、予約者が集中しないで、分散するようなシステムを組めないのだろうか?
役所の体制は厚労省も自治体も硬直化しているので、そこを変えることが先決なのかもしれないのだが。